僕たちは世界を変えることができない

僕たちは世界を変えることができない [DVD]

僕たちは世界を変えることができない [DVD]

 これは、ドキュメンタリー映画だ。映像は銀杏BOYZの前身GOING STEADYが解散する日のライブ、その楽屋の場面から始まる。激しく、ばかばかしく、儚く、美しく、アホと青春と痛みと喜びと哀しみと怒りと切なさがぜーんぶ詰まったまさしく「人間」の物語。わたし、あちこちでこの作品褒めすぎかなぁ。でも、何でだろう?涙が出ちゃうんだー。
ROCK IN JAPAN FESでのはちゃめちゃ加減と、熱い思いは、胸を打つ。意識も朦朧、揉みくちゃにされて、汚れてぐちゃぐちゃになって、だから、そして、こんなに素晴らしい世界!!いつも両極を行ったり来たり。いや、両極だと思っていたそれは、全く同じものなのかもしれない。それが、愛と憎悪であり、現実と虚構であり、生と死なのである。言うまでもないが、世界を変えることができない、っていう言葉にも逆説的な意味合いが含まれている。だって「世界を変えることができない」って言うことは、「世界を変える」という概念が少なからず存在しているということを認識しているということでしょう?認識できるものは存在するのだから。
 本当に変えられない、1ミリも動かせないものであるならば、「世界を変える」というなんていう概念自体がないはずだもの。