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痛みをブロックしない、沁みて、早く治る

 この本に出会ったのは今から4、5年前だったと思う。イギリスの細菌学者エドワード・バッチが生み出した「バッチフラワーレメディー」というセラピーの一種に関心を持ち始めた時だ。
 38種類の花の波動を転写した水がそれぞれ、人間の特定の感情に働きかけるというもの。意識のない人や動物にも効果があるというのだから、プラシーボ効果ではない。これは、本当に不思議!自分の癒したい感情と向き合って、花を選んでいくのだけど、いつもどれかピッタリくるものがある。なぜなら人間のマイナス感情って38種類しかないらしいのだ。その中のもっとも強い感情の上位いくつかを選んで、飲み物に数滴入れて飲む、すると少しずつ、薄皮を剥ぐようにその感情が癒されていく。あまりに強くしぶとい感情だとそれが癒されるときに、一見悪化したかのような強い感情が沸き起こってくることもあるという。たまねぎの皮を剥くように、1枚はがすと次の感情の層が現れ、また1枚はがして次の感情を癒して・・・といった具合に作用していく。どうしても乗り越えたいつらい感情の中で、このセラピーには本当にお世話になった。
 この本が素晴らしいのは、バッチフラワーの基本的選び方使い方を独自の体系に分類し、丁寧にわかりやすく説明している点はもちろんのこと、最終章での著者自らの人生論だ。たとえば今、苦難の中にいて、つらくて身動きが取れないような人にわたしが何か本を薦めるなら、この章を読んでほしいと言うだろう。わたしたちは大抵、間違った概念でそれを受け止めているからこそ悩み苦しむ。何故、そういったことが起こるのか?何故、苦しいのか?それを理解して受け入れるところから本当の癒しがはじまるのだと思う。。この章には、魂レベルで傷つきを癒し、理解し前に進んでいける手助けになることが沢山書かれている。極端な話、バッチフラワーレメディーを摂取しなくても、この本だけ読んでも這い上がれる気がする。もちろん、本とレメディの併用がベストだと思うけれど。
 癒し癒しとそこらの流行みたいに軽く言いたくはないけれど、まさにこれが本物の癒しだ!と太鼓判を押したい。