いるいる!こんな人!

臨死!!江古田ちゃん(3) (アフタヌーンKC)

臨死!!江古田ちゃん(3) (アフタヌーンKC)

 『臨死!!江古田ちゃん』の3巻が出た。シュールな4コマ漫画である。家では全裸で過ごす24歳。江古田在住。作者が日芸出身なんで、おそらく江古田ちゃんも日芸を出て、そのまま江古田に住んでいるパターンと思われる。いろんなバイトをこなす江古田ちゃん、ショーパブやらヌードモデルやら保険の電話オペレーター・・・。恋愛はというと、好きになるのは彼女持ちばかりで都合のいい女。本命になりたいと思いつつも、江古田ちゃんとその友達が「猛禽」と呼ぶ種類の女を敵視。いくらモテたいからと言って、ああはなりたくないと思う。猛禽というのは、まあ、いわゆる一昔前のブリッコ。計算された天然とさりげないかのようなアピールで男を惹き付ける女。
 この漫画を読んでいると、会ったこともない江古田ちゃんや猛禽たちに対して「あー!いるいる!知ってるよ、こういう人!」っていう気分になる。自分がどこかで思ったこととか、誰かを見て感じたこととか、そういうのが具現化されたようなキャラクターだ。誰に似ているわけでもないけれど、そういった存在の寄せ集めで、こんな濃くてリアルなキャラが生まれるのだ。
 お笑いでいうと、柳原可奈子も同様の手法で表現している。バイト先に居そうな、人の話を聞いてないオバカな女の子とか、服屋とか化粧品屋の店員さんの独特の口調・・・。実際にはそこまでオーバーな人はいないんだろうけど、みんなにどこかで会ったことがある!と感じさせてしまう。寄せ集めのキャラが膨らんだ形だ。
 観察眼が鋭い人の作品はやっぱり面白い!!確実に誇張はしているけれど、あくまでも現実に則した表現だから、誰にでも身に覚えがあって入り込みやすいのだなー。
 早く次が読みたい!!