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穏やかな食卓は・・・

 レシピ本が好きだ。そんなに活用しないくせについつい買ってしまう。見ているだけで楽しい。この本の中に出て来るメニューは素朴なんだけれど、おしゃれ。使われている小物がかわいい。料理によって変わる食器はもちろん、テーブルクロスも好みだー。
 テーブルに並べられた料理の写真、その照明、色、そんなのを見ながら、これを食べる人を思い浮かべる。一人暮らしなのか、夫婦だけなのか、子どもがいるのか、想像する。こんなほかほかしてかわいらしい食事をしているなんて、平和だ。平和でないはずがない。それでもつらいことはあるんだろうか?
たとえば、『天然生活』とか『ku:nel』とかそんな雑誌を眺めているときに、そこに登場する人物から悲しみや痛みを感じることはほとんどない。日々、穏やかで、自然なものを食べ、よく眠り、早起きをして、笑顔で、っていう部分だけしか見えない。でも、わたしは、どこかで求めてしまう。こんなおしゃれで美味しそうな食卓にも憂うつや切なさがあるってことを。で、そんなのを乗り越えて生きてて、だからこそ、穏やかな暮らしの素晴らしさを知っているんだってことをね。
 それにしてもルッコラとか、芽キャベツとか、ひよこ豆とか、野菜なのにおしゃれなのはどうしてなんだろ?そして、こういったシャレ野菜好きなわたし。