本当のナチュラルって

おうちとおでかけ

おうちとおでかけ

 廣瀬裕子さんの日々の暮らしエッセイ。雑貨やお菓子、料理、カフェ、家のこと、旅のこと、写真もすごくおしゃれでかわいくて、真似したくなる生活。そんなほんわか優しい生活、かと思いきや、野球が好きで(ヤクルトファン)、球場に野球観戦に行ったときのことも書いてあったりして余計に親近感が湧いた。
 まえがきで廣瀬さんはこんなことを言っている。

この本には、わたしの日々の時間があります。家ですごす時間、遠くにでかけたときのこと、身近なもの、すきなもの、たのしかったこと。それは、わたしの暮らしのなかのほんの一場面です。実際の生活では、夕ごはんをつくるのに失敗して、暗い気持ちでテーブルをかこむことも、旅行先でケンカしてしまうことも、いそがしくて部屋がちらかってしまうこともあります。書きはじめたらキリがありません。でも、そんなことがあって、わたしは、わたしの日々がすきです。

 普段わたしはナチュラル系の生活雑誌をよく読むのだけど、その中に出て来る生活にに憧れる一方で、どこかでわたしの性格や実際の日々とかけ離れてしまうなぁ、と違和感を持ってしまう部分は否めなかった。自分には頑張っても越えられない何かを感じてしまっていたから。しかし、彼女の言葉から、逆にナチュラルって、こういうことじゃないのか、と思った。そう、だって、それが自然じゃん。ケンカしたり嫌な気分になったり、だけど美味しいお菓子と紅茶で少し回復したり。自然に生きるってそういうことなんだろうな、と。何だか嬉しくなる。