最近読んだあれやこれや

オクターヴ (ちくま文庫)

オクターヴ (ちくま文庫)

 久しぶりに田口ランディの小説を読んだ。友人ミツコを探す旅。バリでの1週間。シャーマンとトランス、世界がそこに繋がるとき。そして主人公の成長・・・。どこか『コンセント』からの三部作に近いイメージだった。初めて読んだ『コンセント』のインパクトがあまりに強すぎたため、今回のは後半少し飽きがきてしまった感じ。あの、ドキドキ感がまた欲しい。
 以下、最近読んだ本。
巨匠とマルガリータ (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-5)

巨匠とマルガリータ (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-5)

 奇妙な世界に惹き込まれ、夢中で読んだ。が、しかし、ロシア文学の難点は人の名前が覚えられないこと!何度もページを遡った。内容ではなく、これが誰だったかを知るために。

ブスの瞳が恋されて

ブスの瞳が恋されて

 吹き出した!そして、泣いた!素敵だなー。こんなセレブ妻。自分をこれほどまでに観察し、そしてその中にある、美しい感情も醜い感情もさらけ出せる女はそうそういない。人を愛する献身、一途さ。そして、おもしろさ。この人と一生暮らしたら楽しいだろうと一瞬で見抜いた鈴木おさむ氏の鋭い感覚にも感服。

壊れる日本人―ケータイ・ネット依存症への告別 (新潮文庫)

壊れる日本人―ケータイ・ネット依存症への告別 (新潮文庫)

 確かにこの「便利」な世の中は、社会を蝕んでいる。利用している人間は、機械によって様々なモノや感覚から隔てられていっていることに気づかない。進行していく病。「便利」な今が幸せ、と思い込んでいる。想像力がなくなった人間が結果行き着く先はどこなのか。