黄金コンビの『サリンジャー戦記』

翻訳夜話2 サリンジャー戦記 (文春新書)

翻訳夜話2 サリンジャー戦記 (文春新書)

 『キャッチャー』をめぐる村上春樹柴田元幸の対談。幻の訳者解説収録。
 何か、バカみたいな感想だけど、ものすごくおもしろかった。本当に興味深い。アントリーニ先生の存在が意外と鍵になってそうだとか。フィービーはイノセンスの象徴、ホールデンの一部であるとか。そういったらDBもだな。明らかにJDの言い換えだもの。とか。とにかく、そう、そうだよなー、そうそうそう!って首をぶんぶん縦に振り続けて読み切った感。
 それにしても、訳者解説を拒否するなんて、サリンジャーって本当に変人だよなー。今も、謎に包まれた生活をしているし。けど、何かそういった変人さが、一層この本の魅力(と謎)を増大させているってのもわかる。