イタリアへ

須賀敦子全集 第1巻 (河出文庫)

須賀敦子全集 第1巻 (河出文庫)

 結局、須賀敦子全集(全8巻)を購入した。新しい文庫本用の本棚にずらっと並んでいる。ちょうど1巻の「ミラノ霧の風景」を読み終わったところ。須賀さんの誠実で鋭い視点、ちょっぴり切なくなったりきゅんとしたり、イタリアの風景を思い浮かべたりして、完全に心奪われてる。しばらくこの日々が続くのが嬉しい。俄然イタリアに行きたくなる。ローマ・フィレンツェベネチアと旅したのは今から11年も前のことだ。イギリスに語学留学していてそのついでに足を伸ばしたのだった。あの日の情景がすっかり呼び戻された。まだ社会を知らない頃の私。まっさらな心にものすごい勢いで浸透してくるイタリア。ここで描かれているところの須賀さんもまさにそういう時期だったのだと思う。
 自由に生きていい、と改めて思う。
 よし!数年の間に絶対に行くぞ!イタリア!