ルワンダの涙

ルワンダの涙 [DVD]

ルワンダの涙 [DVD]

 昼間、何となくテレビをつけたらCSで「ルワンダの涙」が放送されていた。ルワンダの大虐殺についての映画だ。本やテレビで情報として大まかには知っていたつもりだったけれど、あまりの衝撃に息が詰まる。これが現実に起こったことの再現なのだ。欧米人の視点から描いているところが、要するに私たちの視点、外部から見たルワンダの姿である。どこまで意識を重ね合わせられるのだろう。共に在るのか、部外者なのか、愛情や葛藤がリアルで、突き刺さるように痛い。
 「やらなければ自分たちがやられる」ラジオで投げかけられる言葉。そして、普通の人たちが大量虐殺へと向かっていく。恐ろしい光景と麻痺する感覚。事態を収拾できない国連、白人だけを避難させるフランス軍、民族とは?家族とは?信仰とは?人間とは?一体何なのだろう・・・。
 イギリス人教師ジョーは、ルワンダ人の具合が悪い赤ちゃんのためにと、薬を渡そうとしていたその目の前で、その母親と赤ちゃんが殺されてしまう。その後、彼がクリストファー神父に言った言葉が印象深かった。
 苦痛は、耐えられないというところまでいったら、もう痛みは感じないものなのかな。
 どうかそうであって欲しい、と思う。

 映画を観終わってから、予約していた本を取りに図書館に行って、この本も借りて来た。
生かされて。

生かされて。

 真実を伝えるために「生かされた」女性の物語。 

著者イマキュレー・イリバギザは、「永遠の春」と呼ばれた彼女の愛する国で、愛情あふれる家族に囲まれて育った。しかし、1994年、ルワンダで起こった大量虐殺で、彼女の家族も惨殺されてしまう。隣人や友人だったフツ族が襲いかかり、100日間で100万人のツチ族が虐殺されたのだ。大鉈やナイフを持った殺戮者が「皆殺し」を叫び、生き残りを探す中、牧師の家の狭いトイレに7人の女性と身を隠し、奇跡的に生き延びた著者。どこからも助けは来ない。迫り来る恐怖と空腹に負けず、彼女は父の教え、祈りの力に気づき、神様と対話しながら希望の光を灯し続けた。救助後にも襲ってくる試練を克服し、虐殺者をも許す境地に達する......。