罪と罰の、罪の理由

罪と罰〈2〉 (光文社古典新訳文庫)

罪と罰〈2〉 (光文社古典新訳文庫)

 2巻では、ラスコーリニコフの「殺害哲学」が明らかになる。

 ぼくはただ、ほんとうにあっさり、におわせただけです、『非凡人』には権利があるって・・・つまり、公的な権利じゃありませんが、本人は権利をもっている、自分の良心に許可をあたえる権利を、ね・・・それは、ある種の障害を踏み越える権利なんですが、それもただひとつの場合にかぎります、つまり、もし、その非凡人の思想の実行にあたって(ときにそれが全人類にとって救済になるかもしれなせんよ)その踏み越えが必要になるという、そういう場合に限ります。

・・・おれは一刻もはやく踏み越えたかった・・・おれは人を殺したんじゃない、主義を殺したんだ!主義はたしかに殺したが、じゃあ踏み越えたかっていうと、踏み越えられず、こっち側に居残った。やったのは殺すことだけだ。・・・

 どうすればって?壊さなきゃいけないものを一気に壊す、それだけさ、で、苦しみを引きうける!なに?わからないって?いずれわかるさ・・・・自由と権力、でも、だいじなのは権力のほうだ!・・・

 ボルテージ上がりまくり!も、3巻、まだ発売してない。