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バランス

りんこ日記〈2〉

りんこ日記〈2〉

 このあいだ、体調悪いのにそれをおして行ったブックオフで購入の本。〈1〉も読んでないのにいきなり〈2〉から。写真家である川内倫子さんの日記。WEB上で掲載していたようだが、現在は日記はないみたい。携帯カメラで撮った小さな写真とその日の出来事が書いてある、いわゆるブログ的なものなんだけれど、飾ってなくて正直で時々せつない感じ。
 写真、言葉の断片から想像が膨らむ。具体的な出来事、英会話、ジム、とか仕事のこと、友達と居酒屋で飲んだときのこと、なんかが書かれてる傍らで、少し孤独を感じているような、浮上できないもやもやみたいなのを抱えているのが伝わってきて、そして、何かのきっかけでふと、掴めそうな気がしてくる感じとか、なんかそんな誰にでもあるけれど、表面になるべく見せないような心のうち、みたいなのをサラっと書いてたりしてドキッとする。私は割にそういうのが好きで、そういったバランスのいい(いやむしろいびつな、人の生活そのもの、なのか)文章を書いている個人ブログなんかがあると、嬉しくなってしまう。楽しいことやうまくいったことだけの話は厚みがないものだ。バームクーヘンみたいに、層になった思いっていうか、生活っていうか、そんなのが読みたい。そしてたぶん書きたい。と言いつつも、強がりを書いてしまうことが多いけど。それはなんでなんだろう。弱さを恥ずかしく思っているということなんだろうか?それとも、あえて計算された強がりによって浮上を企んでいるのだろうか?自分のことなのによくわからない。正直に言うと今はちょっとつらい。どうしていいのかわからない、というか、どうしようもないことなんだけど。やっぱり、現実を受け入れる、ってことからはじめなきゃいけないのかもなー。受け入れる、受け入れる。少し時間かかりそうだけど。