日々ごはん4,5家族だなー

日々ごはん〈4〉

日々ごはん〈4〉

日々ごはん〈5〉

日々ごはん〈5〉

 他の読みかけの本はさておき、『日々ごはん』ばかり読んでいる。たぶん、何年か経って、2009年の夏を思い出すことがあったら『日々ごはん』に流れる空気を思い出すに違いない。今読んでるのは、2004年の夏ぐらいのところだ。私がだんだんと上向きになって来た時期だな。何だか言葉にすると恥ずかしいが「希望」のようなものが見えて来た時期かもしれない。高山さんはその頃にこういう生活をしていたんだなーなんて、思いながら読んだ。スイセイ(旦那さん)とのやり取りはいつも楽しい。喧嘩をしたり、次の日何事もなかったようにケロっとしてたり、酔っぱらってべたべたしてみたり。きれいに取りつくろってまとめたりしてなくて、何だか生活のリアルを感じるのだ。ある日の話。

 『はぐれ刑事純情派』がまた始まった。藤田まことと、婦人警官のおばちゃんが私は好き。九時からスイセイと楽しみに見る。けっこういい場面でスイセイが「ブハッ」とおならをぶっぱなした。ブとバの間みたいなヴの音だ。すごく臭いし、わざとみたいにやったので、「失礼とか言いながらして欲しい」と私は怒る。それからは、おならをするたんびに「失礼!」と言うけれど、何度もするからけっきょくすごくうるさくて、「やっぱり何も言わないで」とお願いする。

 何か我が家での出来事みたいだ。笑いがこみあげてきた。高山さんの周りにいる人も心地いい。よしもとばななとかたかのてることか高橋みどりさんとかクラムボンの郁子ちゃんとか、私が気になる人が集まってる。類は友を呼ぶなのか。私が何かの部門で活躍する人だったらこの輪の中に入りたいと思う。たぶん無理やり入っていたと思う。という勝手な想像。読んでるうちに、自分も友達かのような気分になっていた。
 本を読んでるうちに、また急にパンが作りたくなり、練り始めた。今発酵中。体からもこころなしかイースト菌の匂いがする。