おやすみ、こわい夢を見ないように

おやすみ、こわい夢を見ないように (新潮文庫)

おやすみ、こわい夢を見ないように (新潮文庫)

 久しぶりに角田光代を読む。憎しみとか殺意とか悪意とか憎悪とか、ものすごくどろどろとして汚いような感情をテーマにした短編が7つ。グロテスクな光景は出てこないものの、ずっしりと重くて、ちょっとくらくらしてしまう。一番いやーな気持ちになったのは「うつくしい娘」かな。夢中になったところで、全部が余韻を残す感じで終わるので少し消化不良気味。それがこの短編集の持ち味だが。私は長編が読みたいかも・・・。「晴れた日に犬を乗せて」を読んだからか、昨夜は虐待されたうさぎ(いつのまにか猫に変わっていた)を抱え、動物病院に駆け込む夢を見た。そこには私の激しい憎悪が渦巻いていた。怒りで震え、起きてからもしばらく収まらなかった。そんなやつがいたら私がぶっ殺してやる!!
 ・・・っていうのが、この本のテーマだろうな。あー完全に罠に捕らわれとりました。ラロリー!