後期スタート

 今日から講義が始まった。雨が降りしきる中、久々に大学に行く。後期はニーチェからスタート。完全になまっていた頭をフル回転して、先生の言ってることを理解しようする。最近使っていたのとは別の箇所の脳味噌が反応するようだ。そして元気が出る。哲学は人生の役には立たないというけれど、それもまた受け取り方次第では、勝手に役に立っているような気がする。私は、弱く小さい人間だから、日々の些細なことを気にして生きてしまうのだけど、こうして過去の哲人たちの思想にふれるたびに、世界を違った捉え方をするようになる。考えるスケールが、焦点が変わって来て、この細々とした気にしなければ気にしなくていいようなことをほじくって気に病んでいる自分を捨ててしまえる気がする。もっと壮大な、もっとおおまかな、もっと全体的なイメージで考えられるようになる。それはまさに、夜空の星を見ているような気分。宇宙の果てについて考えるような気分。小さい星のちっぽけな場所にいる、踏みつぶされてもいいような命である(が、壮大な)自分。限られた時間の中を生きる(考える)ということ。するとなーんか、どうでもいいような、だけどなげやりではなくて、笑ってしまうような真剣さで生きてる、一人の人間を発見するのだ。
 バカはバカなりに、背伸びしないで、身の丈にあった方法で、自分なりに、誠実に考えていこうと思う。それしかできないから。