うんざり

 朝から、情報番組みたいのを見ていると、凹む。誰がこんなこと知りたいのだろう?女の子の頭部が見つかった、胴体が見つかった、もしかしたら暴行されてるかも、それなら犯人の体液が残ってるかも、なんて、一体、知ってどうするというのだろう。何だかものすごく悲しくなる。そんなの、知りたくないよ。知って、それを防犯に役立てる?どうやって?みんなの関心が高いから詳細を伝えるようになっているのだと思うけど、苦しんで、死んで、バラバラにされてもなお、こうして晒されるなんて、むごすぎる。
 人間は暴力無しでは生きられないだろう。これからもずっと続くのだろう。それは何となくわかってる。人が生きてる限り殺人は起きるし、完全な平和というものはない。平和という概念は、争い、戦争があってはじめて成立するのだから。だけど!もっともっと伝えなければならない「現状」に蓋をして、たったひとりの女の子の無惨な死、その抜け殻となった肉体について、これほど執拗に伝えるマスメディアに、吐き気を覚える。むしろ、この件によって何かから目をそらせて、隠ぺいしているかのような違和感。