GENJI物語

源氏物語(全10巻セット) (講談社文庫)

源氏物語(全10巻セット) (講談社文庫)

 母が欲しいと言っていた、瀬戸内寂聴訳の『源氏物語』。古本ハンターの夫にどこかで全巻見つけてくれ、と頼んだら「クリスマスプレゼントに新品で買ってあげるよ」との嬉しきお言葉・・・。(本に関しては「我慢」という文字を知らない夫)さっそくポチっとワンクリックで買っちゃったー!前に、ハードカバーが出た当初、母と二人で本屋に行き、3万弱の値段におののいてスタコラサッサと帰って来たことを思い出す。文庫になってお手頃価格が嬉しい。ちなみに我が家では大塚ひかり訳のちくま文庫を買いそろえてるのだが、母は瀬戸内寂聴のが読みたいそうなので。
源氏物語〈第1巻〉桐壺~賢木 (ちくま文庫)

源氏物語〈第1巻〉桐壺~賢木 (ちくま文庫)

 父の看病で、少々お疲れ気味の母・・・。これで少し元気になってくれれば、と思う。
 家族が病気になる、というのは本当に消耗することなのだと気づいた。私が病んでいた時期、父は相当苦悩したと後になって聞いて、本当に本当に苦しかったもの。。。一体わたしは何が不満だったのだろう。何を壊したかったのだろう。不都合などなかったはずなのに。もしかすると、そのぬるい幸福がつまらなかったのかもしれない。わたしは、こんなに敏感なの、傷つきやすいの、大事にして、鈍感な人たちとは違うの!!と叫んでいただけのような気がする。今思うと、だから何?みんな傷ついてしか生きられないし、その中でいかに強くなるか、じゃね?と思うのだが、当時は何もかも背負込んで「わたしだけ」特別意識があったことは否めない。
 だけど!すべてを完全に失ってからのほうが、この世の何もかもがきらきらして見える。そんなの知らなかった。もう「おわり」なのかと思った。人生何事も経験とはよく言ったものだ。
 最終的に、治癒させるのは、自分でしかあり得ない。薬や医者ではなく、自分なのだ、と気づいたことも大きい。それが精神的な病でも身体的な病でも。(乗り越えたことある人は、わかるよね?これ)
 みんな元気でね。元気でいてくれるのが何よりも嬉しい。ありがたいこと。