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家庭でできる自然療法

家庭でできる自然療法【全商品ポイント最大25倍 9月10日 1:59マデ】
 図書館から借りてきて読んでいる。栄養士の東城百合子さんが書いた自然療法の本。これ、絶版なのかな?amazonでは出てこない。確かに時代遅れなところは多々あるけれど、何もかも「過剰」な今だからこそ、こういうアナログな方法、それも家庭で誰でも簡単に対処できる方法が必要とされはじめているのだと思う。最近のエコだとかマクロビだとかヨガだとかのブーム、これがブームではなく必然的にそちらへとシフトしているのだと捉えたら、きっとこの自然療法の本も確実にまた浮上してくるはずだ。
 人間は複雑でシンプルな生き物なのだ。化学物質ですべて解決されるわけではない。ババアの梅干番茶やびわの葉で何かがぱっと治ってしまったりするのだ。最先端医療も素晴らしいが、自然はもっと偉大だ。

精神病
 動物性食品のとりすぎ、白砂糖のとりすぎ、酒の飲みすぎなど、食物に大きな原因をもっていることが多い。
 経済が楽になるとこの病気もふえてきます。また対人関係による精神的ストレス等で、カルシウムが消耗されてカルシウム不足が神経をすりへらして、病気の原因となる場合もあります。いずれにしても頭の病気だから食物は無関係と考えるのは大きな誤りです。
 この種の病人は大食家でよくたべます。運動量とたべる量のひどいアンバランスが身体に無理をさせ、また食物の選択がひどい酸性になるものが好きというのが圧倒的です。
 食事は神経衰弱の項を参照に、甘いもの・肉・卵・バターなどの栄養物といわれるものをやめて、玄米・菜食の単純な献立にしてよくかんで食べるお腹はすかせるとよい。
 チョコレート・コーヒーなどのしげき性の甘味は特に神経をしげきしてよくないのでこれは絶対にやめることです。

 精神病を、現代でいう、うつとか神経症に置き換えて考えていいと思う。最近どこかのセラピストのお話で、冬になると憂鬱になる人が増え、憂鬱になると人はチョコレート等の甘いものを欲するみたいなことが書かれていて、へーと思ったのだった。だって、冬には期間限定のおいしいチョコレートがいっぱい売っているし、ついこのあいだまでわたしもやたらとチョコばかり食べて、自分でも中毒を意識するぐらいだったから。憂鬱をとめるために食べて余計に神経を刺激してさらに憂鬱になって、また甘いもの、というエターナル!怖い怖い。
 それにしても売れる時期に売れるものを提供し続け、消費させつづける、この資本主義経済にも人それぞれの病の原因の一端はあるのだと実感する。もちろん食べ物だけじゃなくてね。ネトゲ廃人なんていう言葉も出てきてしまっているのだし。人間が作った金儲けのシステムの中で人間がボロボロになっていってしまう。何ていうかわたしたちは、要するに、カゴの中で同じ所をぐるぐる回り続けるモルモット、レディオヘッド的に言えば「抗生物質漬けのブタ」なんだろう。汚染されてきてしまったこの心身。うみを絞り出し、いらないものを捨て、素の、シンプルな、元々の、わたしになるまでにどのくらいかかるかな?なんて考える。
 がんに効く食べ物や手当法もいろいろ載っている。がんは不治の病と思われているが実は根本を変えれば治るということを東城さんも言っておられる。宿便は万病のもと・・・これも、本当にそうだ。老廃物を出さずに、次々と栄養価の高いものばかり摂り続けた結果が現代人の病なんだから。
 この本を読んでいると、自然療法の仕方そのものもそうだが、今、この時代の闇(病み)そのものを考えさせられる。科学技術の発展、医学の進歩、いろんなものの恩恵を受け、わたしはここに存在しているけれど、受け取ったものの代わりに奪われたものの大きさもまた感じるのだ。「自然に帰れ」とルソーでなくとも言ってしまいたくなる。