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シュガータイム

シュガータイム (中公文庫)

シュガータイム (中公文庫)

えーーと、本読む暇、全く無いんですけどー!!!
てわけで、夏休みを3、4日(てクドカンぽい表現?)取って実家に帰る新幹線の中で読了したのがこの本。何と16年ぶりの再読である。
夏にはやっぱり透明で切ない物語を読みたいじゃないですかー。この夏を色濃く焼きつけたいじゃないですかー。読んでる自分に酔いたいじゃないですかー。てもはや何のことやら・・・。
内容はすっかり忘れていた。でもあの時感じた雰囲気はまったく崩れない。19歳の、じりじりする夏にあの場所で読んだ記憶が蘇る。
移ろいゆく日々。始まったからには、すべては終わっていく。
何かいろいろ心の中で勝手にタイムリーな本だった。
わたしは今、誰かの人生の終わりのほうの生活に関わる仕事をしていて、時が刻んでいく残酷で温かい空気に毎日触れているような感覚、日常でありながらふわふわと浮遊するような感覚、を日々感じている。一瞬一瞬がすべてで、明日になったら全部無くなってしまってもおかしくない、まったく手の中に収められないもの。そこで汗を流して必死な自分って一体何者だろうな。何だろう。
全部がどうでもいいし、全部が大切なような。
あはー。やっぱ何も掴めない。掴みようがない。
ただ明日も生きるだけ。