過剰

過ぎる。
とにかく、過度なのである。
感情も。両極を行ったり来たり、真ん中に留まることができない。
落ち込みとハイテンション。
怒りと悲しみ。
空腹と満腹。
不眠と過眠。
天国と地獄。
平和と滅亡。
毎日が生きるだけで精いっぱい。
こんなにも忙しく、行き来しているうちにすり減る感覚。
善も悪もないとか思いながら、何かを心で恨んだりしている。
心の持ちようとか言いながら、あんなことを言われただの、あのことさえなければよかったとか、考えることもある。
じゃあ、いったいどうなったら満たされるのかと考えてみても、それは答えがでない。
要するに、この過剰な感じが、生きていることそのものなのかと思い始める。
中庸だの安定だの平穏だのという言葉の空々しさよ。
今、生きている世界そのものが、両極に引き裂かれている。
そういうところに生まれて、そういうところしか、生息できる場所がないというだけのことなのだろう。
それならば、これでいいということになる。
そうでしかありえない、在り方でここにあるだけだから。
恥じることなく、ここにただ在ればいいのか。