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地域で孤立って・・・

 地域福祉の講座に出席。ここに出るたびに自分がいかに孤立しているかが分かる。数年前にこの土地に引っ越してきた私には地域に知り合いがいない。いないどころか、マンションの隣に住んでいる人の名前も顔も知らないという状況。これが異常なことなのか普通のことなのかもわからない。講座に出席している人はみんな、地域活動を実践している人ばかり。年齢層は60代より上だ。働いているとなかなかそういった活動もできないだろう。
どこの町が、どこの中学校が・・・と土地の話をされてもピンと来ず、話についていけない。そのため、黙ってメモを取りながら話を聞くしかなくなる。
 みんなは共通の話題を探してどんどん打ち解けていく。私は、と言えば、子どももいないし、働いてるのは隣の市だし、まるで繋がる要素がないのだ。地域で孤立するとはこういうことか!という体験をさせてもらった。
災害時についての話もいろいろ出ていたが、孤立している人は、どうやって情報を得たらいいんだろう。
 社会福祉を学ぶ身としては、そういった孤立した人を少しでも減らしたいという思いはある。
地域住民の人が思い至らない、そういったぽつんと取り残された私のような人たちに、どう働きかけることができるか・・・考える価値はある。しかしまあ、自分もそうだったけど、それに不便を感じていなかったり、地域の濃密なつながりや干渉が嫌で都会に暮らしている人も沢山いるんだよね。
 私の生まれた場所は、本当ーに田舎すぎて、町ではお互いに知らない人はいない、といった環境だった。それはそれで、息苦しくていつも抜け出したいと思っていた。(実際に高校入学と同時に家を出た)
福祉」といえる福祉もなかったように思う。わかりやすく言うと、高齢者の福祉施設もなかったし、障害者支援も一切なかった。葬儀屋もない。なんとなく、たぶん、助け合いだけで生活してたんだろうな。それがむしろ究極の地域福祉といえばそうだろう。
今になって、こんなことを考える日が来るとは思わなかった。
 それにしても、あの中で唯一の福祉大学の学生であり、仕事も福祉という私が一番孤立しているとは、笑えない話だ。うむ。何か考えていかないといけないな。