智恵子抄

智恵子抄 (新潮文庫)

智恵子抄 (新潮文庫)

十数年ぶりに『智恵子抄』を読んだ。あの頃は、この本の智恵子と自分を重ねて大泣きした記憶がある。(自分が統合失調症だったわけではないけれど)
今は涙が出ない。精神疾患の治療技術は発展したのだなぁなどと、統合失調症について冷静に思ったり。あの頃は、精神疾患=悲劇だったけれど、今は「リカバリー」という概念に出会って変わったのかもしれない。実際に、精神保健福祉の勉強をしたりというのもあった。というのもあった・・・というところに含みを持たせているのは、「社会福祉士」の国家試験には合格したのだが、その後、勢いあまって精神保健福祉士にも挑戦しようとして専門学校に入ったが、レポートの期限を守れず、留年か退学かというところに追い込まれているから・・・w
はぁ、智恵子。
故郷に帰りたくて、東京に馴染めないところにも共感する。
ODしちゃうところにも、わからなくはない感覚を持つのである。
それにしても光太郎智恵子光太郎智恵子と1時間も叫び続けたというインパクトはすごい。愛と狂気。切っても切り離せないものを感じる。