『なぎさ』

 

なぎさ (単行本)

なぎさ (単行本)

 

登場人物それぞれの思いとか視線を感じて、ぐっと惹きつけられた。部屋の中とかカフェの感じとか、情景がありありと浮かんでくる。映像として見ているような錯覚を起こす。山本文緒って具体的で、描写がとてもうまいのだな。これからどうなるんだろう?!ってドキドキしながら小説を読むのも何だかとても久しぶりな気がした。

山本文緒の本を読んだのも何年かぶりで、やっぱり自分の肌に合うことを確認できた。親のことや自分の人生、家族って?って、みんな少なからず抱えてるテーマだ。わたしも、麻痺させて考えないようにしていることとか、忘れたかのように暮らしていることとか、ふと思い出してしまうけど、どこかで、もうここまで来てしまったのだから、あとは突き進めばいいだけだよなと思ったりもする。

最近は、読書ブーム再燃である。

図書館から借りてせっせと読んでいる。本の所有欲が薄まったのだ。それは経済的にも、ものを増やさないためにも良いことだと思う。