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たましいのふたりごと

対談

 

たましいのふたりごと (単行本)

たましいのふたりごと (単行本)

 

 穂村弘(以下、ほむほむ)(歌人)と川上未映子(作家)のふたりが、出し合ったお題について(中には編集部で出した題もあり)、思うところや経験を語り合う形式。ほむほむは大好きなのだけど、数年前まで川上未映子(当時は「前衛的」を全面に出して酔いしれて調子にのったような文体だったように思った)に苦手意識があり読む機会が少なかった。しかし彼女の語る言葉1つ1つは、よく考えて発しているのがよくわかったし、何よりも世の中を読み取る力や美的センス、一貫した生き方というものを感じ取れたような気がして共感。世界に対して、適当にあしらうことなく、真剣に格闘しているのがわかる。激しさの中にも柔和を感じる部分もあり、そこはやはりお子さんが誕生したということも大きいのかなと思う。

ほむほむはやはり何かあのもっさりとした感じと、それなのに光る鋭さを持ち合わせている稀有な存在。良いものを読ませていただきました。もっと短歌に造形深くなりたい。少しずつ触れていきたいと思う。

未映子さんの小説も機会をみて読んでみたい。

はーそれにしても、才能というか表現力というか、身を削って内から絞り出すような溢れ出すような言葉を目の前にすると、自分の怠惰さに呆れるばかりである。

今年の目標、1年で100冊読了を目指す!ここにすべて感想を書くわけではありませんが、短文でも思い(感想でなく連想であっても)を残しておけたら良いとは思っております。連想はむしろ、この作品の流れに近いものでもある。